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日本映画の興行状況は、2013年も“邦高洋低”が継続している。2012年の日本の映画興行収入は1951.9億円(日本映画製作者連盟発表)。
前年比で107%の増収となった。しかし、その内訳は、洋画が670.0億円、前年比で82.1%という大幅な減収。邦画は1281.8億円で、前年比128.8%とこちらは大幅な増収。邦画の興行収入が洋画の落ち込みを補ったと言える。この数字を背景に邦画制作は554本と前年より113本も増加し、邦画ゴールドラッシュ状況を呈している。
 しかしながら、gooリサーチ(213回、2013年5月23日~29日調査、調査対象3196名)によると、直近1年以内に映画館で映画鑑賞をした人は全体の43.0%。前年同時期の調査より2.3ポイント落ちている。女性10代の鑑賞率が59.3%で最も高く、男女ともに年代が上がるにつれて鑑賞率が低下する傾向がみられた。観られている映画のジャンルは前回調査以上に「洋画」が「邦画」を下回り、洋画鑑賞率が最も低いのは男女ともに10代で、男性で56.6%→39.8%。女性で53.7%→44.8%と大幅に低下しており、昨年同時期に調査した前回調査と比べて9~17ポイント低下しており、10代の洋画離れが進んだことが伺える。
 このような興行環境の中、映画「あさひるばん」は11月29日(金)公開する。メインの映画鑑賞者はシニア層。テレビ的にはM3,F3と言われている層で、シニア割引があるから入場料1000円ほどで鑑賞可能なのになかなか映画館に足を向けない世代だ。劇場スクリーン数が3339→3290スクリーンと減少する状況下でいかにマーケティング戦略を組み立てていくのか、映画の責任者を務めたプロデューサーに直接解説いただく。

■■  コンテンツ・マネジメント分科会 第19回研究会  ■■

【日時】  2013年11月30日(土) 17時10分~18時40分

【会場】  青山学院大学 17号館17511教室  アクセスマップ
【住所】  東京都渋谷区渋谷4-4-25 セントラルプラザ2階
JR山手線、JR埼京線、東急線、京王井の頭線、東京メトロ副都心線、他
 「渋谷駅」より徒歩10分
東京メトロ(銀座線・千代田線・半蔵門線)
 「表参道駅」より徒歩5分 

【テーマ】
映画「あさひるばん」(11/29公開)におけるシニア層マーケティング戦略

【講演者紹介】
久保 雅一 氏
小学館ミュージック&デジタルテンタテイメント 取締役、
           映画「あさひるばん」企画者・統括プロデューサー
1983年 早稲田大学教育学部卒業。同年4月、(株)小学館入社。
1995年 月刊コロコロコミック副編集長
1997年 キャラクター企画室 室長
1998年~2011年 劇場版ポケットモンスター エグゼクティブプロデューサー
現在、(社)日本知財学会 理事
    東京理科大学 専門職大学院MIP 客員教授
    北京伝影学院 客座教授
    小学館マルチメディア局 チーフプロデューサー
    小学館ミュージック&デジタルテンタテイメント 取締役
    よしもとデジタルエンタテインメント 取締役


【対象】 日本知財学会員、および一般の方

【参加費】 セッションの参加費は無料ですが、研究大会への参加費を別途お支払い いただく必要があります。

【参加申込】 応募フォームからお申込みください。(クリックで別ウィンドウが開きます)
※ 応募フォームが開けない方はメールでお申し込みください。
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